Vista の多言語対応をちゃんと試してみました

Windows Vista の多言語対応について何度か書いていますが、試してもらおうにもまだ簡単に手に入らない状況だと道場に参加してくれている方から教えていただきました。

そして、それではということで多言語インストールした Windows Vista RC2 でこんなことを・・・

設定する場所は [コントロールパネル] の [地域と言語のオプション] です。

  1. 1台の Vista マシン上にユーザーを二人(太郎とTim)作成
  2. 太郎でログオン   : 通貨などの形式、場所、キーボード、表示言語  を「日本語」に設定
  3. Tim でログオン     :  通貨などの形式、場所、キーボード、表示言語  を「英語」に設定
    (再ログオン時  : Formats, Location, Keyboards, Languages = English or United States)

さあ、どうなるでしょうかね?

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この状態であれば、同じマシンであっても ログオンするユーザーに応じて表示言語や通貨表示が変わってくれました。さらに、この環境で気づいたのですが、2007 Office system も多言語環境でインストールしておけば、Office も自動的に言語の切り替えを行ってくれます。

多くのアプリケーションで試したわけではないのですが、複数言語がインストールされている場合、今のところ文字化けを経験していません。例えば英語表示のままロケールを日本語や英語に切替て日本語のアプリケーション(テキストファイル、PPT、テスト用にVector さんからダウンロードしてみた日本語表示のタイマーソフト) は普通に表示できていました。

このテストをするに至った経緯は、多言語環境で非常に苦労をされているある方からの質問があったからでして、さすがにこの程度のテストで「多言語も大丈夫」とか「全然OK」みたいなことをいうつもりはないのですが、少なくとも今までと同じようなものでないことは確かです。

是非とも環境が準備できたタイミングで自社のアプリケーションを試してみていただけるとありがたいです。
お手数をおかけしますが、是非よろしくお願いします。