Windows 7 の日本語ベータから “Remote Server Administration Tools for Windows 7” を利用
略称 RSAT と言っている ”Remote Server Administration Tools” の Windows 7 ベータに対応したものが Web からダウンロード可能になっています。
Remote Server Administration Tools for Windows 7
これで、リモートからのサーバー管理が試せるようになります。
さて、これをうまく使ってデモ環境を作ろうとインストールを試みたんですが、日本語の Windows 7 だとインストール時にエラーが・・・
前にもこんなことがあったなあと思って、Windows 7 に英語の言語パック (私は TechNet Subscription のサイトからダウンロード)をインストールし、言語設定を英語に変更してインストールしてみました。
は、問題なくインストールできました!!
そこまでして試さなくてもいいと思うかもしれませんが、「クライアントBにログオンしている山田太郎さんが、リモートデスクトップでHyepr-V 上の仮想マシンに接続しています」みたいなシナリオを作って、Live Migration をしたかったんです。少しでも現実的なシナリオに近付けたい・・・という思いがありまして。
となると、クライアントBからフェールオーバークラスタの管理画面を利用しなければなりません。
そこで上記ツールを Windows 7 にインストールする必要が出てきてしまったというわけです。
ちなみに、Live Migration のデモをするには、最低限こんな手順が必要です。
- フェールオーバークラスタ上で動作している仮想マシン A にリモートデスクトップで接続 =ビデオなどを再生
- コマンドプロンプトから 仮想マシン A に ping –t を実行し、実際に接続されていることを確認
- フェールオーバークラスタ管理ツール(Failover Cluster Manager) を使って Live Migration を実行
こうすると、最後の切り替えのタイミングで一瞬止まる以外、ビデオは再生され続け、ping –t も1度だけ要求への返答が無くなる程度で物理マシン間の移動が完了します。
この前、すごくうまく Live Migrationが動き、ping –t の返答無しというメッセージが出ずに物理マシン間移動をしてくれました(^_^)
「XenMotionでは、応答時間が少し長くなる程度で、返答無しの状態にならないこともある」と聞いていたんですが、Hyper-V の Live Migrationでも可能だということですね。
茶柱が立った時のような喜びを一人だけで楽しんでしまいました(^^ゞ
マイクロソフト 高添
P.S.
今、あるツールを試していまして、そのツールを使うと、iSCSI Target が無くても Live Migration や Quick Migration ができるようになります。
3 台必要だったマシンがとりあえず2台で済むんです。
設定は少々面倒なのですが、デモ環境で本当に使えるかどうか・・・もう少し試してみて、お知らせしますね。