「自分が関わるすべての人に満足を」だそうです

今日、テレビを見ていたら資生堂さんの復活について特集していました。そして、資生堂の社長さんが社員に対してこんな言葉を、 (確かこんな感じだったはず)

「自分がしてほしいと思うことを、お客様だけでなく、自分が関わるすべての人にして差し上げることを考えてほしい」

今やどこの会社でも ”顧客満足”を打ち出していますが、顧客満足と言いながら、権限を持ち自社製品に好意を持ってくれている特定の、しかも上層部の人だけを満足させればよいと考えている人がいて、たまに違和感を感じる事があるので、この社長さんの(自分が関わるすべての人という)一言は心に響きました。

正直なところ、いろんな人がいますから、すべての方に満足してもらうというのは難しいと思います。でも、相手が楽しい・うれしいと思えば自分も似たような感覚になることが多いのも人の特徴ですから、相手のことを考えてあげると結果的に自分に跳ね返ってくるという本によく書いてあることも間違いじゃないなと思うんです。

売上を上げる必要がないとは誰も言っていないわけで、二者択一の状況になれば売上を重視せざるを得ないときだってあるでしょう。だから・・・会社の上層部は社員にメッセージを出し、社員はそのメッセージを受け止めた上で自分で考えて企業活動を支えていくことが必要なのだろうと思います。