SCVMM のライブラリの説明

セミナーが一旦落ち着いたので、私が手元にある PC で普段やっているデモを、11個のビデオに起こしました。
1つ1つのビデオは数分なので、時間を取らせるようなものではありません。
TechNet Edge というビデオも掲載可能なサイトに載せてありますから、ご自身で確認していただくもよし、他の方に説明する際に利用していただくもよしです。
うまく活用していただければと思っています。
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個目は、SCVMM のライブラリの説明ですPointing up

SCVMM のライブラリの説明

SCVMM にはライブラリという機能があります。

ライブラリとは、VHD ファイルや ISO ファイルなどの、継続・繰り返し利用するファイルを置いておく場所の事です。例えば、Windows Server 2008 R2VHD ファイルを作ったとすると、その VHD ファイルをコピーしながらどんどん仮想マシンを作っていく事ができるわけですが。。。

この VHD ファイルの管理にも一定のルールを持っていなければ、ファイルがどこにあるのか、どれが最新なのか、といった問題が出てくる可能性もあります。

SCVMM では、ライブラリという置き場を用意し、ライブラリに登録されたものだけがウィザードで表示されるため、「そこにあるものが絶対である」という状況を作ることができ、SCVMM の管理コンソールを誰が使ったとしても、同じ Windows Server 2008 R2が出来上がるようになります。

また、ライブラリには「ハードウェアプロファイル」と「ゲストOSプロファイル」、そしてプロファイルと VHD ファイルを組み合わせた「テンプレート」を保存しておくことができるので、仮想環境管理の1つのメリットである標準化を進めるきっかけにもなります。

自社では、CPU*2、メモリ2GB の Windows Server 2008 R2 を標準機とする・・・といったルールを SCVMM に登録しておいて、みんなで使いましょう。そうすることで、仮想化を導入するメリットがさらに増すことでしょう。

マイクロソフト 高添