Sysprep が簡単になりましたね。
SCVMM で大量に仮想サーバを構築するためには、サーバーのテンプレートを作っておく必要があります。
テンプレートと言っても、仮想マシンにサーバーをインストールして、Sysprep した後でシャットダウンした VHDファイル のことです。
で、Windows Server 2003の頃なんかは、Cドライブに Sysprepフォルダを作って、Sysprep.inf ファイルをコピーして・・・とかやってたと思いますが、Windows Vista や Windows Server 2008 からとても簡単になりましたね。
まずは、Windows Server 2008をインストールして、必要なアプリケーションをインストール。
あとはc:\windows\system32\sysprep\sysprep.exe を起動する。
そして、一般化するにチェックをして、OKを押す。
シャットダウンオプションがデフォルトで「シャットダウン」になっているので、Sysprep 後にはシャットダウンしてくれますから、VHDファイルをSCVMMのライブラリにコピーすれば、それがテンプレートとして利用できるようになります。
もうOSを一からインストールする必要はなくなるわけですね。
さて、手順は簡単なんですが、私がやった限りで、気をつけた方が良いポイントが2つありました。
- 仮想環境でやると、シャットダウンオプションで「シャットダウン」を選択しても、再起動してしまうことがある
- シャットダウンしたはずが立ち上がってきたときの空しさときたら(--;)
- この場合、「終了」を選択しておいて、Sysprepが終わったあとに手動でシャットダウンしましょう
- さて、インストールしたてのマシンを 「終了」オプションで Sysprep した時、しばらく放っておくとスクリーンセーバーになるので注意
- Sysprep が終わった状態ではきちんとログオンができなかったりするので、また空しい気持ちに(--;)
ということで、私の場合は スクリーンセーバーをオフにした上で、「終了」オプションで終わらせるようにしてます。
(ほとんどデモ環境を作っているので、スクリーンセーバーOff、マウスポインタを特大に、という作業は常にやっているから気にならないのかもしれませんが)
他にもっと良い方法があれば教えてください。
マイクロソフト 高添