HPC on Azure で、Excel マクロの分散処理も動きましたよ!!!

今度は野村が動かしてくれました!!!!

お前じゃないんかい(怒) という声も聞こえてきそうですが、ちゃんと役には立ってるんですよ。。。

もうたまりません。

野村と思わず握手しちゃいました(笑)

それに、野村が社内の関係者にメールしてくれたおかげで、デモ環境の周りに人が集まってきたくらいですから、ほんとにポテンシャルの凄さに驚きです。

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で、興奮ばかり伝えても仕方がないですね。

さて、どうなったかというと、

・ 社内にはHPCのヘッドノードが1台だけ

・ Azure 上に Excel 2010 がインストールされた VMRole を20個

これで、Excel の処理を実行すると、Azure 上の VMRole が分散処理してくれるというわけです。

HPC 特有のプログラムを書いているわけではなく、Azure 上のノードが処理をしてくれるんです。

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会計の世界では Excel そのものが業務システム化しているようで、課題だった重くなる処理をHPC on Azure で解決できる可能性が出てきます。

「これまでの常識は今後の非常識」とは言い過ぎかもしれませんが、仮想化をやっている方には是非見ていただきたいと思います。

なぜなら、仮想マシンを無理やりリソースという概念に解釈するのではなく、処理をするためのリソースについてもっとシンプルに考えるきっかけを与えてくれると思いますから。

(もちろん、Azure 上でも仮想化を使っているので、仮想化という要素技術を否定するつもりはなく、もっと大きな視点に立てる気がするわけです)

さらに、このシナリオは VMRole のいい使い道を示してくれています。

だって、このシナリオの場合、Azure 上に Excel をインストールしたマシンが必要なわけでして、VMRole が大活躍するというわけです。

Azure の制約によって VMRole の使い道に迷っていた方にとって、とても参考になると思います。

是非楽しめると思いますから、いろんな方に試してみていただけるとうれしいです。

日本マイクロソフト 高添