マイクロソフトの Run Book Automation (ランブック自動化) への道

昨日は品川の新しいセミナールームで Run Book Automation ツール Opalis の話をさせていただきました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

いつもながら、懇親会も楽しかったです!!

もちろん楽しいだけではなく、現場の皆さんとの会話は私にとってほんとに貴重です。ありがとうございます!

※ 失敗してしまったカウンターのデモですが、設定画面を開いたりしているうちに設定の一部がクリアされていただけだったので、ちょっと設定をいじって今日はうまく行きました。

※ ビデオでも撮って公開しようとおもいますので、もう少々お待ちください。

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さて、Opalis のセッションの中でもお話をさせていただきましたが、最近 Run Book Automation 関連の記事やベンダーさんからの発表が増えてきています。

仮想化を含むさまざまなツールが便利になってはいるものの、運用管理の現場には仮想化だけでは済まされない課題が多いからだろうと思います。

さらには、ITILを導入しても「インシデント化しているだけ」という企業があり、せっかく入力したインシデントも有効活用されず、構成変更管理や問題管理にも手がまわせていないという状況を良く聞くことも影響しているのだと思います。

その運用を大きく変えるかもしれない。。。この領域のツールは、

・Run Book Automation

・IT Process Automation

・IT Process Orchestration

など、いろんな呼び方があります。

いわゆる運用管理における上流工程の自動制御ツールという位置付けですが、上流といっても決して敷居が高いものではありません

たとえば、複数のツールを別々に立ち上げて面倒な作業をこなしているなら、その複数のツールによる作業をプロセスとしてつなぎ、そのまま自動化してしまいましょう。

「あのシステムからデータを受け取って、このシステム側で処理をする」みたいな単純だけど面倒なプロセスにもとても向いています。

また、何かの処理が終わる度に必ず手書きのノートに完了チェックを付けているという人は、処理そのものの自動化に加えて、ついでに完了のチェックまで自動化しましょう。

もちろん、処理が正しく終わったらチェックを付けるという手順を踏むように(プロセスに)なっているし、終わっているはずの処理が終わってなければ自動的にチームメンバーにアラートをあげる処理を作ってもいいですし。

「ちゃんとチェックを付けたか?」「あっ、他に仕事が入っちゃって、すっかり忘れてました」みたいなことも起きません。

私は手書きノートも嫌いではありませんが、チェックを付けるだけの、そのちょっとした作業が現場のエンジニアさんの負荷になっている可能性もありますから、見直すべきところは見直していきましょう。

これらはほんの一例ですが、運用をプロセスとして認識することが重要だと思います。

そして、そのプロセスをどのように自動化し、効率化するかを考えるのが重要なのだと思います。

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さて、昨日の懇親会で、「今はツールを含む情報収集をしながら、運用プロセスの整備(見直し?)をしている」という方がいらっしゃいました。

すごいです!

そう、大事なのはそこなんです!

手順としてもすばらしいです!

「ツールを入れれば勝手に自動化してくれる」わけではありませんので、IT化と自動化を見据えて、運用プロセスの再整備も考えていきましょう!

もちろん、Opalis の画面の前で、あーだこーだ言いながらプロセスを可視化してみるというのも面白いかもしれません。

Tipsとしては、出来る限り大きな画面でやるのが良いでしょう!

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もしも、Run Book Automation って何?と思っている方がいたら、是非2月28日のTech Fieldersセミナーにご参加ください。

https://msevents.microsoft.com/CUI/EventDetail.aspx?EventID=1032475338&Culture=ja-JP

日本マイクロソフト 高添