Opalis で Windows Server 2008 R2 マシンにポップアップ メッセージを表示する

そろそろセミナーの準備をせねばと思い、少しずつですが Opalis の勉強を再開しています。

で、わかったことを忘れないように書いておこうかと思います。

まずは、msg.exe について。

Opalis にはポップアップ メッセージを表示するためのアイコンが用意されていて、とあるプロセスの処理が終了した時にポップアップで通知するという流れを作ろうとした時にうまく行かず、その答えがわかったというお話です。

Windows Server 2003 ではうまくいったのに、Windows Server 2008 とか管理者用の Windows 7 マシンではなぜかうまく行かないとか。

以前、安納もブログに書いていますが、それに気が付かぬまま、はまりかけました(汗)

既にご存知の方にはどうでもよい内容かもしれませんが、お付き合いください。。。

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その昔、Windows でポップアップメッセージを表示する時に使っていたコマンドとして net send があります。

そして、net send は、Windows の Messenger サービスに依存します。

しかし、Windows Server 2008 R2Windows 7 の net コマンドのオプションに send はなくなっています。

なぜかというと、Messenger サービスがなくなっているからです。

Opalis のポップアップメッセージ表示用のアイコンは、この Messenger サービスベースの仕組みのようで、新しい OS だと動かなかったわけですね。

で、代替えとして、msg.exe があって、Opalis の場合は、任意のコマンドを処理する際に利用するアイコンと、この msg.exe の組み合わせでポップアップを出してあげることになりそうです。

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>>>msg.exe
ユーザーにメッセージを送信します。

MSG {ユーザー名 | セッション名 | セッション ID | @ファイル名 | }
    [/SERVER:サーバー名] [/TIME:秒] [/V] [/W] [メッセージ]

  ユーザー名          送信先のユーザー名を指定します。
  セッション名        セッション名を指定します。
  セッションID        セッション ID を指定します。
  @ファイル名         メッセージの送信先一覧のファイル (ユーザー名、
                      セッション名、セッション ID) を指定します。
 
                   指定されたサーバーのすべてのセッションにメッセージを
                      送信します。
  /SERVER:サーバー名  送信先のサーバーを指定します (既定値は現在のサーバー)。
  /TIME:秒            受信者の確認応答までの待ち時間を指定します。
  /V                  実行中に詳細情報を表示します。
  /W                  ユーザーからの応答を待ちます。通常 /V オプションと共に
                      指定します。
  メッセージ          送信するメッセージを指定します。指定しない場合は、入力
                      プロンプトが表示されるか、または stdin から読み取ります。

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ちなみに、msg.exe で検索すると、安納が書いたブログが引っかかってきますね(笑)

リモートデスクトップでも使えるみたいですから、利用範囲は広がるでしょう。

是非、Opalis と msg.exe の組み合わせも、うまく利用していただければと思います。

マイクロソフト 高添