想像力とセミナー受講
思っていた内容と違っていた。。。
よくあります。
私も受講者として参加することもありますから。
日々セミナーをする側としては、参加される方と同じ気持ちでセミナー当日が迎えられるようにといつも考えています。
ただ、事前に参加者の皆さんに連絡をして詳細を説明をするのは難しいので、できるだけ伝える側の思いを文字にして事前にお伝えする努力をしていたりします。
例えば、IT Pro道場というサイト。
http://www.microsoft.com/japan/technet/community/evangelists/dojo/concept.mspx
IT Pro道場というセミナーをどのように始めたか、どのようなコンセプトのセミナーなのかをまずは皆さんにご理解いただいた上で、セミナー内容もかなり詳細に伝えることにしました。
おかげで、だいぶ期待値に近づけているかなあと思えるようになりましが。。。しかし、それでもアンケートの結果を見ると寂しくなってしまうことがまだあります。。。
まあ、「話しがへたくそ」とか「準備不足」とか「わかりにくかった」とか書かれたら間違いなく私に修正すべき点がありますし、実際100点だと思えるセッションはできていないので、いつも反省だらけだったりします。
でも、セミナーの内容を20項目くらい細かく並べて書いたセミナーで「1つだけ詳しく聞きたかったのに、それができなかったからダメ」とか、概要のセッションに参加した方から「自社の既存環境からの移行の手順が聞けると思ってきたのに」と書かれたりするとつらいわけですね。
それこそ、契約書でも作る要領で、「今回は移行の話しはしません」「今回はxx1つに限定した話しではありません」といったネガティブな文言が踊るイベントサイトにしないといけないのかなあなんて。
で、私にもまだまだ修正すべき点があることは認識した上で、受講される方にも想像力というか、分析力を持ってもらえるとありがたいなあと思っています。
例えば、こんな感じ。
- これだけの多い内容を1日でやるってことは、細かな説明までは難しいだろうな
- タイトルは興味を引くけど、この内容なら自分がほしい情報とは少し違うな
- タイトルには製品名も出てるけど、どちらかというとコンセプトの話しだな
- 細かな説明はないようだが、全体像を把握しなおすには良いセミナーになりそうだな
- 今回は機能の詳細を聞くんじゃなくて、構築手順を理解するためのものだな
- 内容よりもエバンジェリストとコミュニケーションが取れそうだな
いかがでしょう?
「そういえば、事前にこんな風に考えたことなかったな」と思われた方はいらっしゃいますでしょうか?
私から言われる筋合いはないかもしれませんが、ここに書いた内容は、
ちょっとした想像力
の話しだとおもってます。そして、この想像力とは相手を理解するということにもつながりますから、セミナー受講だけではなく仕事全般に通ずる事だと思ってます。
いろいろとご意見はあるでしょうが、一人でも「そうだな」と思ってくれる方がいたらうれしいですし、同僚で理解していない方がいらっしゃったら一言伝えてあげてもらえるとうれしいです。
マイクロソフト 高添