SCVMM が新しくなる前に (その6) ~フィルタによる表示の制御~
今回は、「複数の仮想サーバーの中で作業に必要なものだけを表示するフィルタ機能」について書いてみます。
大した話しではないのですが、仮想サーバーが15台を超えたくらいでしょうか、1つの画面上に表示しきれなくなってきます。
スクロールすれば良いと言えばそれで終わりですが、バリバリ管理している人の中にはスクロールなんて面倒だと思っている方もいることでしょう。
自分が管理しようと思っている仮想サーバーを画面上で探さないといけないこと自体、効率が良いとは言えませんし。。。
そのような場合に利用するのがフィルタ機能です。
仕組みは簡単で、各仮想サーバーがプロパティ情報を持っているので、そのプロパティ情報を使ってフィルタをかけられるというものです。
まずは仮想サーバーのプロパティの画面
そして、以下はフィルタの設定項目と画面です。
- 状態
- 実行中のものだけを表示したり、一時停止中のものを表示したり)
- 所有者
- これはそのままですね
- オペレーティング システム
- これもそのままですね
- 追加日
- これもそのままですね
- タグ
- おそらくここがポイントです。
- 各仮想サーバーには、タグというプロパティを利用して自由に名前を付けられるようになっています。
私の場合、タグをカテゴリとして利用して、「新情報インフラ編(IT Pro道場)」「運用基盤構築編(IT Pro道場)」「MSOn用」「業務システム(DEMO)」という分け方をしています。
そうすると、同じSCVMM 環境だけれど、IT Pro道場の運用基盤構築編というセミナーをやる時にはそれに関する仮想サーバーだけが表示されていて、あたかもIT Pro道場のための環境のように見せることもできます。もちろん、仮想サーバーを操作する際の効率化にもつながっているのは間違いありません。
ちょっとした機能ではありますが、見逃せないポイントです!!
マイクロソフト高添