質の高いサービスに触れる喜びは、何ものにも代えがたい

春分の日、姪の成人・卒業・就職祝いの品を探しに銀座に出かけました。

ネイルの勉強をしたり資格を取ったりしていた姪で、おしゃれには人一倍気を使う子だったので、こちらも彼女が納得のいくプレゼントをといろいろと考えた末、質にこだわろうとあるお店に入りました。

記念になるものをと思いつつ、あまり高価なものを渡してしまうと次に何かあった時にそれ以上を求められるのが怖いので(^^ゞ、そのお店の中ではかなり安いけれど品のあるものを選びました。

で、

重みのあるお店の感じに何気なく圧迫感を覚えてしまうような雰囲気の中で、若い店員の方でしたが、のんびりしているわけではないのに一言一言がゆっくりと優しく、圧力を少しずつはがしてくれるようにコミュニケーションを取ってくれて、その心地よい空気のような存在がお店を出るまで心地よい喜びを与えてくれました。

これは教育の成果なのだろうか?

それとも、この人の持つスキルなのだろうか?

などと買い物の事以上にいろいろと考えることにもなってしまいました。

おそらく、人選(人を雇う)時から高い水準を求めるのでしょうし、その後も徹底的な教育下に置かれて常に指導されているのでしょうが、人が持つ魅力、そして何物にも代えがたいサービス。。。

買いに行った客の方が何かを与えてもらった気になれるなんて、やはり質の高いサービスには凄い力があるのだなと感じた瞬間でもあります。

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ちなみに、このようなサービスをIT業界でも実現できないだろうかなんて感じた私は変ですかね。

ITの場合、お客様とサービス提供者との直接的な結びつき以上に企業対企業の契約という面が先に立つので、人としてのサービスの質を上げるだけで高い対価を得るのは難しいかもしれませんが、今のIT業界の状況を打開するのに何かヒントがあるのではないだろうかと思ってしまいます。

もちろん私も、もっとサービスについて勉強をしなければならない気がしています。

Microsoft 高添