SCVMM ちょこっと番外編
SCVMM の Tech・Ed Session のプレイバックをしようとして止まってしまってますが、いきなり番外編ということで 英語のBlogで発表された内容について触れたいと思います。
まずは(英語で恐縮ですが)こちらを参照してください。
ようやく、SCVMM has been officially released! となりました。
Tech・Ed 前からずっと触っていて、今でも苦労させられてはいますが、その面白さを実感している身としては、とてもうれしく思っています。
※ただし、SCVMM の環境には、先日投稿した WS-Management v1.1 が必要なのですが、現在公開されている英語版の WS-Management v1.1 は日本語OSにはインストールできません。よって、日本語OSにもインストール可能な WS-Management v1.1 をお待ちいただく必要がありますので、もう少しお待ちください。
それから、ライセンスについてですが、Enterprise server management licenses というサーバーの統合運用管理環境構築のためのライセンスの中で提供することになりました。 SCVMM のレポーティングの機能は完全に System Center Operations Manager に依存しているのですが、そのことからもわかるように、SCVMM だけ買って使ってくださいというよりも、System Center 製品群をうまく活用してシステムの運用管理基盤を構築しましょうというメッセージの中で、SCVMM が仮想環境の一元管理の役割を担うという流れになっているということです。
Tech・Ed の Peer talk Party でお客様と話しをしていて気付いたのですが、仮想環境がファイルベースで動作するために、SCVMMをバックアップツールのように考えてしまう可能性があります。しかし、システムはそんなに簡単なものではないはずなので、これは非常に怖い考え方だったりします。確かにサーバーを仮想化することにより仮想環境の柔軟性は向上しますし、システム環境をバックアップして遠隔地にファイル転送しておくといった運用も考えられますが、個別のアプリケーションが保持するデータはやはりデータとしてバックアップ/復元のプランを持っておくべきだろうと思っています。そう言う意味もあって、Enterprise server management licenses の中にはバックアップ製品である System Center Data Protection Manager から管理されることを想定されています。
余計な話しかもしれませんが、コンプライアンス上、企業内のデータをどう管理するかという話しもあると思いますしね。。。
Enterprise server management licenses と言うとえらく大きなシステム用のツールになってしまったように思われた方もいるでしょう。最初は私もそう思いました(^^ゞ
でも、System Center Virtual Machine Manager 2007 Workgroup edition を提供するとなればどうでしょう?
こちらも是非楽しみにしていただければと思っています。
さらに、次のリリースでは更なる機能追加が図られています。
Windows Server 2008 の仮想化技術である Windows Server virtualization の管理ができるようになるというのは前から言っていることではありますが、さらに VMWare and Xen. の環境まで管理できるようにしようとしています。
「どこまでできるか?」はまだ明らかではありませんが、少なくとも良い方向に進んでいることはご理解いただけるとありがたいです。
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Tech・Ed Session Playback は続けて書いていきますので、もし興味がありましたら、そちらものぞいていただければと思ってます。