トラブルプロジェクトは人を減らせ?!

以前、上司(と言っても、上の上の上くらい) と話しをしていた時に面白いことを聞きました。

その上司が米国のIT企業で働いている時の話しらしいのですが、その会社、トラブルが起きて納期が厳しくなっていくプロジェクトがあると、どんどん人を減らしていくそうです。

当然、できない人から減らしていくらしいのですが、人を減らすことでコミュニケーションの時間を減らせ、コミュニケーションギャップも減らせる = 効率が上がるという理由(だったと記憶)でしたが、非常に面白いなあと思いました。

前に"指揮者のいないオーケストラ"の本を読んだ時も感じましたが、一人ひとりが意識の上でも実作業の上でもプロフェッショナルであり、自分のやるべきことと周りがやるべきことを把握し、いざという時に自分のやるべきことに集中する・・・なんて夢のような会社やプロジェクトがあれば素晴らしいんですけどね。

このような会社には、組織階層も上下関係も最低限で済むでしょうし・・・

もちろん、人間は誰もが完璧ではなく、未熟な面を持った生き物ですから、多くの人が集まる場所であればなおさら簡単にいかないですけどね。

そして、、最初からなんでもできる人はおらず、成長しながら良くなっていくと想定するならば、組織やチームの存在が人の成長を助けるためにあり、それが会社の成長を助けることになるというのが私の理想です。あくまでも理想です。

そう言えば、最近のITって、業務効率を上げるために使われるのではなく、人間の未熟さをフォローするために使われることが増えてきている気がしてまして、(人を成長させることをないがしろにしている気もして)、これではITらしさを活かしてもらいつつ、人と会社の成長につなげてもらうという私の理想には程遠い状況かもしれません(^_^;)

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ちなみに、プロジェクトから人が減らされていく中で、私には残り続ける自信はないです(ーー;)
だからこそ理想を語りたがるのかもしれません。。。